先月29日に肺動脈肉腫による多臓器不全のため亡くなったモデルで女優の雅子さん(本名・本名・大岡雅子=おおおか・まさこ、享年50)の葬儀・告別式が5日、東京・品川区の桐ケ谷斎場で営まれた。竹中直人(58)やアンミカ(42)ら150人が参列した。

 喪主を務めた夫の大介さん(43)は雅子さんに最後の言葉を贈った。

 「この悲しみや寂しささえ、僕には大事なことだから、ずっと悲しませてほしい。雅子さんとすべてのことが、これからのかすんでいくのがすごく怖い。いつ帰ってきてもいい」

 趣味も趣向も異なる2人が最愛の夫婦になったことを振り返り、大介さんは続けた。

 「雅子さんのことをもっと知りたい。いまだに恋してると思う。もし時空を旅する力があれば、生まれてから今まで、これから。すべての時空にいる雅子さんに会いにいって独り占めしたい」

 若くして天国へと旅だっただけに、悲痛な心の声だった。

 式を終えると、竹中は「雅子さんに『お世話になりました』と伝えました」と言った。竹中は雅子さんが05年に出演した映画「サヨナラCOLOR」で監督を務めた。「その時のことを話し掛けました。(雅子さんに)無理な注文もしたのですけど、おちゃめにかわいらしく演じてくださった」と言葉を詰まらせた。

 アンミカは「みんなの憧れの存在でした。最後はもう何も言葉をかけられませんでした」と現実が受け入れられない様子だった。

 遺影には、にこやかにほほ笑む昨年5月に撮影された写真が飾られた。雅子さんのお気に入りで、モデル生活30年を記念し昨年7月に出版したエッセー「雅子スタイル」の表紙にも使われている。ひつぎには愛用のシャツや、スカートなどが入れられた。

 雅子さんは年齢を感じさせない美肌で知られ、雑誌「クロワッサン」などで活動。女優としては、映画「リング」シリーズで貞子の母志津子などを演じた。