デビュー20周年を迎えたシンガー・ソングライター斉藤和義(46)が、自身初のアニメ主題歌を書き下ろしたことが2月28日、分かった。「名探偵コナン」シリーズ17弾、劇場版「名探偵コナン

 絶海の探偵(プライベートアイ)」(4月20日公開)の主題歌「ワンモアタイム」で、4月17日にリリース。初回限定盤ジャケットでは、原作者の青山剛昌氏が描いた名探偵コナンこと江戸川コナンとギターを弾く斉藤が、イラストで夢のコラボを実現。

 斉藤が、デビュー20周年の今年第1弾で、アニメ主題歌に初挑戦した。映画のストーリーをイメージして書き下ろした主題歌「ワンモアタイム」は、「<歌詞>もう一度

 もう一度

 あの空を飛んでみないか

 切なさを蹴り上げて

 One

 more

 time

 One

 more

 time

 You&Me」というサビ部分を軸に、斉藤らしいポジティブな楽曲となっている。

 斉藤は93年に「僕の見たビートルズはTVの中」でメジャーデビュー。「ウエディング・ソング」「やぁ無情」「ずっと好きだった」などCM曲がロングヒットした。11年には日本テレビ系「家政婦のミタ」主題歌「やさしくなりたい」がCD、配信含めて約250万の大ヒット。昨年末にはNHK紅白歌合戦に初出場して異彩を放った。SMAP、PUFFY、関ジャニ∞らにも楽曲提供し、音楽界でも根強い人気を誇る。

 そんな斉藤を同作関係者は「素朴さもありながらとにかくスタイリッシュ。コナンの新しいこと、格好いいところをしっかり表現してくれると思う」と評価し、斉藤も「これは、子供に自慢できる(笑い)」とオファーを快諾した。その上で最新作を試写で見て、「シンプルで深いストーリーが面白く、強い思いはかなうという気持ちで曲を作りました」と明かした。

 [2013年3月1日7時7分

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