【1】08年ユキチャン

白毛馬として初めて重賞を制した。鞍上は武豊騎手。

デビュー5戦目。ダート1200メートルの未勝利戦と、芝2000メートルのミモザ賞を勝っていたが、ダートの長い距離は初めて。それでも2番人気に支持された。

レースは果敢にハナへ。武豊騎手が淡々としたペースを刻むと、直線は後続を引き離す一方。上がり最速39秒2の脚で、後続に8馬身差をつける圧勝劇を演じた。2着は1番人気プロヴィナージュ。

古馬となってからも09年クイーン賞、10年TCK女王盃を制し、重賞は計3勝。

今年4月には、産駒のアマンテビアンコ(父ヘニーヒューズ)が羽田盃を制した。

ユキチャン(2008年6月18日撮影)
ユキチャン(2008年6月18日撮影)

【2】09年ラヴェリータ

前走・昇竜Sを勝って臨んだ一戦は、単勝1・3倍の圧倒的1番人気。岩田康騎手を背に好位2、3番手を進むと、上がり最速37秒0の脚で一気に後続を突き放し、5馬身差で快勝した。2着はツクシヒメ。

その後もDG競走で活躍を続け、重賞通算は7勝。JRA重賞勝ちはなかったが、最後は11年JCダートで4着に好走した。

先週6月5日には、孫のラムジェットが東京ダービーを制した。

ラヴェリータ(2009年12月1日撮影)
ラヴェリータ(2009年12月1日撮影)

【3】19年ラインカリーナ

鞍上はデビュー3年目の武藤雅騎手。管理するのは父・武藤善則調教師。14頭立ての4番人気だった。

果敢にハナを切ると、直線で再加速。中団から早めに追ってきた1番人気マドラスチェック(2着)と並ぶ上がり最速39秒0の脚を使い、2馬身差で逃げ切った。ちなみに、2着と3着は大差(2秒1差)だった。

武藤騎手にとってうれしい重賞初制覇は“親子タッグ”での勝利となった。

ラインカリーナ(2019年6月12日撮影)
ラインカリーナ(2019年6月12日撮影)