7月27日に行われた前走のマイルグランプリから大井所属となったタイムフライヤー(牡7、村上)。次走は週明けの10日、盛岡の南部杯(Jpn1、ダート1600メートル)に向かう。

地方移籍初戦は3走前のかしわ記念。中央時代の昨年に続いて9着だったが、今年は3月に深くなった船橋の砂も合わなかったという。2走前の大井記念は0秒6差の4着。浅い大井の砂に適性を示すと、前走は出遅れながらも0秒5差の3着。内々に閉じ込められていたが、メンバー最速の上がりで追い上げた。

4走前のフェブラリーSは0秒7差の5着。ふと気になり、同レースの5着馬が同年の南部杯に出走した場合の着順を調べてみた。例は少ないが、これがなかなかの好成績。98年タイキシャーロック、99年キョウエイマーチが2着に入り、01年ゴールドティアラこそ4着だが、02年トーホウエンペラー、12年エスポワールシチーは1着。その後は出走がない。また同年ではないが、04年ブルーコンコルドは2年後の06年に1着となり、それを皮切りに南部杯を3連覇。タイムフライヤーは2年前のフェブラリーSでも5着だったということは…。【牛山基康】