安芸の大運動会だ。阪神安芸秋季キャンプで2日、全体練習の最後に野手全員参加のリレー競走が企画された。金本知憲監督(47)が上本、大和、伊藤隼、新井をキャプテンに任命。順番にドラフト指名して、各4人ずつの4チームを構成した。スターター役の指揮官は「このバットが地面に着いたらスタートだ!」とノックバットを振り上げると、ナインの視線が集まったところでポトリ。「お約束」で笑いを誘った。
リレー競走はメーン球場の外野に作られた1周200メートルのトラックで行われた。1人計3周を走り、数分間のインターバルを置いて、さらに1人計2周の第2ラウンドがスタート。リレーを終えた選手は、次々と地面に倒れ込んだ。
「同じ距離でもあれだけ真剣に競争になると、ついつい本能が出るもんだから。俺も経験あるけど、あれは本当にきついから。そういうリレー形式で楽しく。やっている選手は楽しくないだろうけど」
指揮官はリレー競走を取り入れた意図を説明し、ニヤリと笑った。1度目のリレーは「チーム大和」が1位でゴール。2度目は戦力均衡を図るために、メンバーの入れ替えも指示した。声を張り上げて練習を盛り上げる金本監督の姿に、伊藤トレーニングコーチも「本当にありがたい」と感謝しきり。「厳しく明るく」-。金本流改革は各所で起こっている。【桝井聡】



