広島高橋昂也投手(21)が今年2月に左肘のトミー・ジョン手術を受けて以来、初めてブルペン投球を行った。大野練習場の屋外にある、高さが半分で傾斜が緩い「ハーフブルペン」から、8割の力で20球。「久しぶりに(マウンドに)上がれて気持ちよかった。傾斜があると、自然と(気持ちが)乗ってくる。球筋はよかったと思います」と笑顔を見せた。

苦しいリハビリを続けてきた。投げられないストレスと戦いながら、ふだんよりハードな下半身トレーニングに取り組んだ。「ただリハビリをするだけでは、時間がもったいない。試合に向けレベルアップしていきたい」と、体重を落としながら太ももを太くした。沢崎3軍投手コーチは「もともと持っているものが違う。順調に来ている」と手応えを口にした。来季の復活に向け、慎重にリハビリを進めていく。