育成出身の星! 阪神野口恭佑外野手(23)が、プロ初のクリーンアップで意地の安打を放った。

事前には「知らされていなかった」という3番でのスタメン。「おっ! と思いました。やることは変わらないので」。6回に死球で出塁したものの、3打席を終え無安打と気合が空回り気味だったが、9回に力を発揮した。1死から右腕松山の150キロ直球を強振。2球で追い込まれた後、迷いなく振り切って右前打で出塁した。

松山は自身と同じく22年の育成ドラフトで入団。もちろん、分かっていた。「松山投手は同級生で育成で入っている。知っているので、なんとか1本出せたのはよかったかなと思います」。松山は中日のブルペンに欠かせない存在となっている右腕。実績を積んでいる段階の若武者も負けるわけにはいかなかった。育成から這い上がり、1軍の舞台にたどり着いた者同士の対決を制し、今季3本目の安打をマークした。

育成ドラフト入団選手のクリーンアップは小野寺に続き球団2人目で、プロ8試合目での起用は小野寺をしのぎ球団最速。着実に結果を残し続ける。左投手が先発時は、今後もスタメン起用が続きそうだ。【中野椋】

【関連記事】阪神ニュース一覧>>