15日に乳がんの全身転移のため、75歳で死去した女優樹木希林さん(本名・内田啓子)の葬儀・告別式が30日、東京・南麻布の光林寺でしめやかに営まれ、リリー・フランキー(54)が報道陣に希林さんとの思い出を語った。

リリーが原作の映画「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」で、希林さんが母親役で出演。今年のカンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した「万引き家族」などで共演歴もあった。光林寺には、2人で訪れたことがあるという。「樹木さんとお墓参りに来たことがありまして」。再び訪れた思い出の場所で、希林さんを送り出した。「すごく空気が澄んでいて、気持ちのいい式でした」と振り返った。

最後に会ったのは、カンヌ映画祭でフランスから帰国した際の機内だった。「(思い出に残る)言葉はいろいろあるけど、こういう場で言っても『あんた、そういうことを言うのは無粋よ』って言われそうで…」。死去から約2週間がたち、「希林さんがいらっしゃった時と今とでは、自分が今いる場所がつまらなくなったなと思う」と、あらためて喪失感にさいなまれていた。【森本隆】