「全日本的なダート競走の体系整備」により、各地に「ネクストスター」が新設された。まずは昨年の秋に南関東を除く各主催者で2歳重賞を実施。続いて今年の春に3歳スプリントシリーズとして各ブロックで3歳重賞を行い、その頂点として今年から短距離に転換された4月29日園田の兵庫CS(Jpn2、1400メートル)に向かうという、新たな路線が構築された。

ネクストスター東日本は大井を除く南関東ブロックの3場の持ち回りで開催。第1回の今年は川崎1400メートルで争う。ここに雲取賞からの臨戦でギガース、ライゾマティクス、クルマトラサンが、ブルーバードCからの臨戦でカプセルが駒を進めてきた。1800メートルで争われた3歳ダート3冠の前哨戦では成績が振るわなかった4頭が距離短縮で変わり身を見せるのか。よく見れば4頭とも父はエーピーインディ系。同系の種牡馬の産駒がこぞって短距離に矛先を変えてきた。

川崎1400メートルで重賞が行われるのは実に16年11月のJBCスプリント以来。現時点で川崎の常設の重賞では使われていない舞台。どんな流れになるのか。鞍上の駆け引きにも注目して見届けたい。【牛山基康】