J1清水エスパルスは1日、静岡市内のグラウンドで、4月14日以来の全体練習を再開した。

最初に全員で円陣を作り、新型コロナウイルスの感染予防策などを改めて確認。最大限の注意を払い、再スタートを切った。報道陣のみに冒頭30分が公開され、フィジカルメニューやパス回しなど、約1時間のトレーニング。小雨の降る中で精力的に汗を流した。

練習後、MF竹内涼主将(29)とDF奥井諒(30)が、オンライン会議システム「Zoom」で取材に応じた。竹内は「全員と顔を合わせることができて、素直にうれしい」と話せば、奥井は「さらにレベルアップして(ピーター・クラモフスキー)監督が目指すサッカーにたどり着きたい」と力を込めた。

J1再開は来月4日。2月23日の開幕FC東京戦(1●3)以来、約4カ月ぶりの公式戦となる。再開まで残り約1カ月。今後は、チームの成熟度を上げるとともに、ポジション争いも厳しさを増していく。奥井は「競争が生まれれば、さらにチーム力が高まっていく」と歓迎。竹内は「油断することなく、サッカーと(コロナ)対策を両立していきたい」と意気込んだ。【古地真隆】