J2ジュビロ磐田は17日、オンラインで今季の新体制発表会見を行った。

目玉補強の元日本代表FW大津祐樹(30)は、J1横浜F・マリノスから完全移籍で加入。自身11シーズンぶり(当時は柏レイソルに在籍)となるJ2でのプレーは「挑戦」と位置付け、「J1昇格だけを目指したい」と抱負を語った。

サックスブルーのユニホームでは背番号「4」をつけてプレーする。攻撃的選手では異例の若い番号だが、思い入れがある。2013年3月、日本代表の一員として戦ったカナダとの国際親善試合でつけた番号が4番。日の丸を背負って戦う気持ちと重ね、「覚悟を持って移籍した。前の選手がつけるとインパクトがあるので、より注目してほしい」。背中でチームを引っ張る決意だ。

磐田に元日本代表MF遠藤保仁(40)が在籍していることも、移籍を決断した理由の1つだという。「一緒にプレーしてみたかった」。カナダ戦以来、8年ぶりに遠藤のチームメートになった。今季就任した中山雅史コーチ(53)はあこがれの存在だったと明かし、「いろんなことを吸収したい」と意気込んだ。

チームは18日に始動する。「ゴールやアシストでチームに貢献したい」と大津。経験豊富なストライカーがJ1復帰のために全てを出し尽くす。【神谷亮磨】