首位を走るFC町田ゼルビアは2位のジュビロ磐田との直接対決に2-1で勝利し、磐田との勝ち点差を9にした。U-22日本代表FW藤尾翔太(22)が、2本のPKを獲得するなど町田をけん引した。
覚醒を予感させる力強さとスピードを生かしたドリブル突破で、相手の守りをかき乱した。前半終了間際にPKを獲得した場面。浮き球を胸トラップで収めると、「ちょっとボールを運んでみようかな」。恵まれた体格を生かし、相手DF2人の間を強引に突破。ファウルを誘った。「試合で試してみようかなと思ったことをやってみたらうまくいった」。
2本目は後半7分。巧みな動き出しを披露した。MF松井蓮之(23)からの長い浮き球のスルーパスを右サイドで受けると、スピードでDFリカルド・グラッサを置き去りに。足を引っかけられた。1本目のPKは得点ランキングトップを走るFWエリキ(29)に譲ったが、1-0の場面で得た2本目は自ら冷静に沈めた。「エリキも満足したんだと思う」とキッカーを務めた理由を笑いながら明かした。
世代別代表での経験が藤尾のプレーの幅を広げている。昨年6月のU-23アジアカップでは、本職ではない右のMFでプレーした。「ドリブルで仕掛けてみようという意識を持つようになったきっかけかもしれないです」と振り返る。パリ五輪のエース候補がアピールを続ける。【村山玄】



