NHK杯初出場の本田真凜(19=JAL)が、懐かしのピアノ曲で勝負をかける。

この日、曲をかけての通しでは17-18年の平昌五輪シーズンで演じたショートプログラム(SP)「ザ・ギビング」を披露。3回転ループ-2回転トーループ、3回転フリップ、ダブルアクセル(2回転半)を着氷させ「NHK杯は初めての出場。久しぶりにお客さんの前で演技することができるので、それをすごく楽しみにしてきました」と笑顔を見せた。

今季のSPでは「アイム・アン・アルバトロス」を演じ、東日本選手権まで進んでいた。「ザ・ギビング」は「五輪シーズンに滑っていた。いい思い出がないプログラム」と振り返った上で「このプログラムでいい思い出を、いいイメージを、残したい。自分の中でも一番、大切なプログラム。初めて『自分でこの曲を使いたい』と言って使った曲なので。いい演技をしたいです」とモチベーションに変えていく。

今大会のSPは27日、フリーは28日に行われる。【松本航】