五輪2大会連続出場の高橋英輝(えいき、28=富士通)は32位に終わった。1時間27分29秒を記録し、金メダルのスタノ(イタリア)とは6分24秒の差がついた。

フィニッシュ後は涙を流し「メダルを目指してやってきたが、最後の調整で調子を崩してしまった。2週間前に(北海道の)千歳に入ってから、うまく歩けなくなった」と悔やんだ。

序盤は海外勢2人が抜け出し、第2集団を銀メダルとなった池田向希(旭化成)や銅メダルをつかむ山西利和(愛知製鋼)がけん引する展開。だが、高橋はそこについていけず、苦しい展開となった。

16年リオデジャネイロ五輪は42位。5年間懸命に準備し「結果を残せず、悔しい思いでいっぱい。特にこの1年、周りの人たちに支えられ、幸せな日々でした」と感謝の思いを込めた。

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