陸上女子のベラルーシ代表で、チームによる強制帰国を拒否し、亡命先のポーランドへ渡ったクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)について、同選手を強制帰国させようとしたベラルーシ代表チームの2人がIDカードを没収されて選手村を追放された。ロイター通信が報じた。

追放されたのはモイセビッチ・ヘッドコーチと役員のシュマク氏。IOCは「ベラルーシ・オリンピック協会所属選手の幸福のため、暫定処置として昨晩(5日夜)、シュマク氏とモイセビッチ氏のIDを失効させ、剥奪しました。この2人のコーチは選手村を離れるように求められ、すぐに退去しました。彼らには異議申し立ての機会が与えられます」などと声明を発表した。

ポーランドから人道的ビザを発給されたツィマノウスカヤは、4日午後にワルシャワに到着していた。