12年ロンドン五輪19位のダビッド・トマラ(31=ポーランド)が3時間50分8秒を記録し、金メダルに輝いた。後続を一気に引き離して、30キロ以降は1人旅だった。

給水ポイントでは首から下げられる白の袋を受け取り、その中からペットボトルを出して水分補給した。袋の中身などを明かした、一問一答は以下の通り。

-暑い中のレースだった。実感や対策は

「率直に申し上げると、それほど暑さは感じなかったです。初めの30キロは結構楽でした。コンディションは問題なかったです。常に2つボトルを持ち、アイスも活用した。ただ、日が照っていた200メートルぐらいは太陽の熱を感じました。他の選手もそうだと思うが、ドーハの大会(19年世界選手権)の方が、もっとコンディションが悪かった。簡単ではないが、そんなに悪い状況ではなかったです」

-首からさげていた袋の中身は

「中身は水ですね。特別なドリンクではないです。毎周、氷が入っている袋を首の周りに巻きました。ただ、ちょっと重かったのでコーチには、2周に1回にしてもらうように言いました」

-ドーハの経験が生きたのか

「最も重要だったのは宿泊でした。日本には2週間前に入りました。外に出て、あまり暑さは感じませんでした。ドーハのようには。もちろん欧州の時間から時差調整しないといけなかった。コンディションよりも、時差調整の方が難しかったです」