現役最後のレースとなった大迫傑(30=ナイキ)は、2時間10分41秒で今大会の日本勢最高となる6位入賞を果たした。日本男子の五輪入賞は12年ロンドン五輪6位の中本健太郎以来9年ぶりとなった。

ミックスゾーンでの一問一答(後編)は以下の通り。

◇  ◇  ◇

-最後のレースを終えた実感は

最後の直線でこれが最後だと思って走った。

-また走る姿を見てみたいが

いやいやいや。出し切ったんで。頑張ったというところでご了承いただければ。

-レースには出なくてもこれからも走り続ける?

どうですかね。あまり太りたくないんで、適度に走り続けたい。

-世界との差について

キプチョゲ選手は強いが、次の集団まであと一歩というところはあると思う。それを後輩たちが必ずやってくれるはず。見ている選手も次は自分だと思ってくれていると思う。そのことができたということが、僕自身の最後の役割として陸上界に残せたものかなと思う。

-今、一番したいことは

とりあえずいまは何も考えずにゆっくりしたいかなと思う。そこから自分自身がどうするかを考えたい。ただ陸上選手としての挑戦はこれで終わりだけれど、それ以外の活動での挑戦というのはこれからも続いていく。いろいろ皆さんにこれからも話題をお届けできるように頑張りたい。

-陸上選手としてさまざまな挑戦をしてきた。

頑張ったなと思います。