侍ジャパン稲葉篤紀監督(48)が31日の1次リーグ2戦目となるメキシコ戦(横浜スタジアム)で森下暢人投手(23=広島)を先発させることを30日、明かした。オンラインで取材対応し、勝てば無条件で1次リーグA組の首位通過が決まる一戦を「非常に強い球を投げている。緩急をうまく使う。メキシコ打線を抑えてくれるという期待を込めて」と若き右腕に託した。

練習後にオンライン取材に応じた森下は落ち着いた表情でメキシコ戦への意気込みを語った。29日にブルペン入りしたことを明かし「シーズンと一緒で30球くらい投げたんですけど、ボールの確認だったり、セットのときのタイミングだったりというのを確認してブルペンに入りました」と確認。この日は横須賀市内のDeNA2軍施設「DOCK」で最終調整の臨み「対戦相手の映像などを見ていると、ちょっと緊張感というか、とうとう明日だなという感じはあります」と高ぶらせた。

◆日本の1次リーグ1位条件 31日のメキシコ戦に勝てば2勝0敗で1位決定。負ければ3チーム1勝1敗で並び、規定によりTQB=(得点÷攻撃イニング)-(失点÷守備イニング)の大きい順に順位が決まる。A組はここまで2試合とも1点差の僅差。日本はメキシコに敗れると得失点率の比較で不利になり、3位の可能性が高くなる。