東京オリンピック(五輪)の選手村(東京・晴海)の居室内に置かれた段ボール製ベッドで跳びはねて破壊する動画を投稿し、29日に謝罪したイスラエル野球代表のベンジャミン・ワンガー投手が9回に東京五輪初登板を果たした。

2死無走者から米国の3番オースティン(DeNA)に右翼フェンス直撃の二塁打を浴び、続く4番カサスに右前適時打を浴びるなど1回3安打1失点だった。チームも29日の韓国戦に続いて1次リーグは2連敗。B組の3位が確定し、次戦は8月1日正午からA組3位と決勝トーナメントの初戦を戦う。

問題の動画は26日に動画投稿アプリ「TikTok」に掲載された。何人の選手が乗ったらベッドが壊れるかを試し、最後に段ボールの残骸が写っていたが、間もなく削除された。29日に同国のオリンピック委員会が「気分を害したことをおわびする」と語るワンガーの動画を日本のメディアに送付。ワンガーは「ベッドでは快適に寝られた。リサイクルは将来にわたる五輪のためにも素晴らしいエコ(持続可能)な選択肢だ」と述べていた。