3番手で登板し勝利投手となった伊藤大海投手(23)が試合後、自身のツイッターで試合中に指摘を受けた“ロジン付けすぎ問題”について言及した。

多くの激励コメントへの感謝とともに、入念にロジンを右手になじませることを「#追いロジン」と自ら命名した上で「ロジン問題についての思いを後日しっかりツイートさせて頂きます」とした後、思いを記した文章を発信した。以下原文まま。

◇   ◇   ◇  

勘違いされたくないので…

 

バッターはグリップにスプレーも許され、防具も着けることが出来ます。

 

投手はグラブのみ。僕は手汗が凄く出るのでロジンを沢山触ります。

 

万が一、滑って抜けたボールが打者に当たってしまう方がよっぽど危険でルール的にはフェアだと考えています。

 

もう一つ、国際試合と言うこともあり、僕は指摘されたのが、付けた際の舞ってる粉を指摘されたのかと思い、少し間を開けてくれと言う指摘だと思いました。

 

打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォームで粉を叩くなど、投手側の配慮も必要だと思いました。

 

以上です。

◇   ◇   ◇  

 

登板した7回は、相手の揺さぶりにも全く動じなかった。2死無走者で迎えた韓国の1番朴海旻が打席途中で球審に話しかけた場面。伊藤が右手に付けたロジンを息で飛ばすことで、ボールが見えにくいことを身ぶり手ぶりでアピールされた。シーズン中も同様に球審から注意を受けたことがある。その時も、キャッチボールから1球ごとにロジンを欠かさないルーティンを崩すことはなかったが、この日も同様。クレーム直後に、顔付近に粉が舞わないようにだけ注意して、たっぷりと右手にロジンを付けた。「バッターもガンガン(滑り止めの)テープを付けている。フェアでしょって。ルール的には全員、悪くない。いつもより多めに付けるくらいでいきました。ハハッ」。最後までロジンを舞わせて、力強いボールを投げ込んだ。

【関連記事】運命の日韓戦ライブ速報