ホーム 東京オリンピック2020 野球・ソフトボール ニュース RSS 侍ジャパン米国下し５戦全勝で悲願の金メダル！正式競技では初／野球詳細 [2021年8月7日22時24分] 更新 ＜東京オリンピック（五輪）：日本2－0米国＞◇7日◇決勝◇横浜スタジアム 日本が正式競技としては初めての金メダルを手にした。 侍ジャパンが3回、最年少21歳の村上宗隆内野手が先制ソロ。8回には貴重な追加点を奪い、継投で無失点で守り抜き、1次リーグから今大会5戦全勝で世界一を決めた。 メダル獲得は04年アテネ（銅メダル）以来、17年ぶり。稲葉篤紀監督（49）のもと、チーム一丸の戦いで侍が頂点に立った。 先発した森下暢仁投手（23）が、大舞台で米国打線を封じた。1次リーグメキシコ戦に続く先発で、5回3安打無失点無四球5奪三振。1点リードの5回2死一、二塁の場面では、1番アルバレスをカウント3－2から直球で遊ゴロに打ち取り切り抜けた。先発が大役を果たすと、継投では千賀滉大投手（28）、伊藤大海投手（23）、岩崎優投手（30）、最後は栗林良吏投手（25）が締め、無失点リレーで0を刻んだ。 五輪決勝での米国戦勝利は、公開競技時代に金メダルを獲得した84年ロサンゼルス大会以来、37年ぶり。対米国の五輪通算成績はこれで6勝5敗。WBC・プレミア12を合わせた主要3大会での通算成績は8勝8敗と勝率を5割とした。歴史を振り返っても互角の戦いを繰り広げてきたライバルを下し、侍ジャパンが世界一へ上り詰めた。 チーム１２３４５６７８９計 米 国００００００００００ 日 本００１００００１Ｘ２ 【米】●マルティネス（1勝1敗）、ライアン、マクガフ 【日】○森下（2勝）、千賀、伊藤、岩崎、Ｓ栗林（2勝3S） 【本】村上1号(3回＝120m) 日本対米国 優勝を決め歓喜する日本の選手たち（撮影・江口和貴） 五輪野球・決勝トーナメント表 野球の決勝トーナメント表 試合後 日本対米国 優勝を決め日本捕手甲斐（手前左）に持ち上げられる栗林（撮影・江口和貴） 日本対米国 米国に勝利し山田（手前）を抱え上げて喜ぶ村上（撮影・河野匠） 日本対米国 優勝を決め日本の選手たちに胴上げされる稲葉監督（撮影・江口和貴） 日本対米国 米国に勝利し金メダルを獲得した侍ジャパンは記念撮影に納まる（撮影・河野匠） 試合経過 1回 【米国】 米国攻撃 投手・森下 1番アルバレス 2球目直球を打ち上げ、遊飛 2番オースティン カウント2－2から遊ゴロ 3番カサス 当てるだけの打撃になり投ゴロ 日本対米国 力投する日本先発の森下（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 1番山田 カウント0－2からの3球目直球を左安打。無死一塁 2番坂本 中飛。1死一塁 3番吉田 カウント2－2から強烈な一直。一塁走者の山田は戻りきれず併殺 日本対米国 1回裏日本1死一塁、吉田正（右）を併殺に仕留めガッツポーズするマルティネス（撮影・江口和貴） 2回 【米国】 米国攻撃 投手・森下 4番フレージャー 7球目の外角直球を捉えるも右飛 5番フィリア カーブを引っ張り右安打。1死一塁 6番ウエストブルック 2球目を捉えるもセンター柳田のランニングキャッチで中飛。2死一塁 7番コロズバリ 初球を打ち中飛 日本対米国 2回表米国1死一塁、ウエストブルックの飛球を好捕する中堅手の柳田（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 4番鈴木 高め直球を打ち上げ二飛 5番浅村 高め直球に空振り三振 6番柳田 内角カットボールに空振り三振 3回 【米国】 米国攻撃 投手・森下 8番アレン 内角直球に空振り三振 9番ロペス 外角直球に空振り三振 1番アルバレス フルカウントからカットボールを捉えて右安打。2死一塁 2番オースティン フルカウントから変化球にバットが止まらず空振り三振 日本対米国 3回表米国2死一塁、オースティンを空振り三振に仕留め拳を握る森下（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 7番菊池 泳いだスイングになり三ゴロ 8番村上 チェンジアップを捉えて、左中間スタンドに運ぶ先制ソロ！ 日本先制！＜日1-0米＞ 9番甲斐 一ゴロ 1番山田 チェンジアップに空振り三振 ■日本村上（今大会初本塁打）「打ったのはチェンジアップです。まずは先制点を取れて良かったです」 日本対米国 3回裏日本1死、中越え先制ソロ本塁打を放つ村上（撮影・江口和貴） 日本対米国 3回裏日本1死、先制本塁打を放ち駆け出す村上（撮影・河野匠） 日本対米国 3回裏日本1死、先制本塁打を放ち井端コーチ（左）に迎えられる村上（撮影・河野匠） 日本対米国 3回裏日本1死、先制ソロ本塁打を放ちナインから出迎えられる村上（中央）（撮影・江口和貴） 4回 【米国】 米国攻撃 投手・森下 3番カサス フルカウントから7球目のカーブに空振り三振 4番フレージャー 直球を詰まらせて遊ゴロ 5番フィリア 高め直球を遊ゴロ 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 2番坂本 直球を捉えるも二ゴロ 3番吉田 遊撃内野安打。1死一塁 4番鈴木 初球を中安打。1死一、二塁 5番浅村 四球を選ぶ。1死満塁 6番柳田 カウント2－2から三ゴロ。本塁憤死。2死満塁 7番菊池 ハーフスイングを取られて空振り三振 日本対米国 4回裏日本2死満塁、空振り三振に倒れる菊池涼（手前右）を見つめる稲葉監督（中央）（撮影・河野匠） 5回 【米国】 米国攻撃 投手・森下 6番ウエストブルック 詰まった当たりは二ゴロ 7番コロズバリ カットボールに手が出ず見逃し三振 8番アレン 直球を捉えて右安打。2死一塁 9番ロペス 初球を死球。2死一、二塁 1番アルバレス フルカウントから遊ゴロに倒れる 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 8番村上 内角変化球に空振り三振 9番甲斐 低め直球に見逃し三振 1番山田 空振り三振 6回 【米国】 米国攻撃 投手交代・森下→千賀 2番オースティン フォークを見送り四球。無死一塁 3番カサス カウント3－1から中飛。1死一塁 4番フレージャー 見逃し三振。2死一塁 5番フィリア 死球。2死一、二塁 6番ウエストブルック 高め直球に捕邪飛 日本対米国 6回表開始前、日本捕手甲斐（左）と話す2番手の千賀（撮影・江口和貴） 日本対米国 6回表米国2死一、二塁、ウエストブルックを捕邪飛に仕留め雄たけびを上げる千賀（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手・マルティネス 2番坂本 フェンス手前まで飛ばすも右飛 3番吉田 高いバウンドの遊ゴロ 4番鈴木 右安打。2死一塁 5番浅村 一塁走者の鈴木が初球に二盗を敢行。一度はセーフ判定もチャレンジでアウトに。 日本対米国 6回、初球で二盗を敢行し交錯する鈴木（ロイター） 7回 【米国】 米国攻撃 投手交代・千賀→伊藤 7番コロズバリ 低めの変化球を打ち中飛 8番アレン 直球を捉えて左中間二塁打。1死二塁 9番ロペス 直球を二ゴロ。2死三塁 1番アルバレス 初球を一ゴロ 日本対米国 7回表に日本3番手で登板した伊藤（撮影・河野匠） 日本対米国 7回表に日本3番手で登板した伊藤はたっぷりとロジンを手にする（撮影・河野匠） 日本対米国 7回表米国2死三塁、アルバレスを一ゴロに仕留めガッツポーズを見せる伊藤（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手交代・マルティネス→ライアン 5番浅村 ライナー性の打球で右中間を割る二塁打。代走→源田。無死二塁 6番柳田 初球を三ゴロ。1死二塁 7番菊池 遊ゴロ。源田は好スタートで三塁進塁。2死三塁 8番村上 申告敬遠。2死一、三塁 9番甲斐 一塁走者の村上が二盗に成功。2死二、三塁から外角の変化球に空振り三振 日本対米国 7回、米国のフィリアは浅村の打球を追ってダイビングキャッチを試みるも捕球できず。負傷し、治療を受ける（ロイター） 8回 【米国】 米国攻撃 投手・伊藤。守備交代：代走の源田が三塁。村上が三塁→一塁 2番オースティン フルカウントからの9球目変化球を左安打。無死一塁 （投手交代・伊藤→岩崎） 3番カサス フルカウントから変化球にバットが止まらず空振り三振。1死一塁 4番フレージャー 遊飛。2死一塁 5番フィリア 三ゴロで二塁封殺 日本対米国 8回表米国無死一塁、後続を岩崎（左）に託して降板する伊藤（撮影・河野匠） 日本対米国 8回表途中に日本4番手で登板した岩崎（撮影・河野匠） 【日本】 日本攻撃 投手交代・ライアン→マクガフ 1番山田 右安打 2番坂本 初球を投犠打。1死二塁 3番吉田 中安打。送球がそれる間に山田がヘッドスライディングで本塁生還！1点追加！1死二塁 ＜日2-0米＞ 4番鈴木 四球。1死一、二塁 5番源田 初球を投犠打。2死二、三塁 6番柳田 三飛 日本対米国 8回裏日本1死二塁、中前打を放つ吉田正（撮影・江口和貴） 日本対米国 8回裏日本1死二塁、吉田正の中前打を処理した中堅手の悪送球で生還する山田（撮影・江口和貴） 9回 【米国】 米国攻撃 投手交代・岩崎→栗林 6番ウエストブルック 空振り三振 7番コロズバリ 左飛 8番アレン 右前打 9番ロペス 二ゴロ 日本2－0米国で試合終了！ 日本は正式競技となって以来初の金メダルを獲得した スタメン 【米国】 1（二）エディ・アルバレス 2（指）タイラー・オースティン 3（一）トリスタン・カサス 4（三）トッド・フレージャー 5（右）エリク・フィリア 6（左）ジェーミー・ウエストブルック 7（捕）マーク・コロズバリ 8（遊）ニック・アレン 9（中）ジャック・ロペス 先発投手＝ニック・マルティネス 【日本】 1（指）山田 2（遊）坂本 3（左）吉田正 4（右）鈴木誠 5（一）浅村 6（中）柳田 7（二）菊池涼 8（三）村上 9（捕）甲斐 先発投手＝森下 野球決勝 日本の米国戦スタメン 試合前 日本対米国 試合前の円陣で声出しする坂本（手前中央）（撮影・河野匠） 日本対米国 試合前、君が代斉唱する日本の選手たち（撮影・江口和貴） ドミニカ共和国が韓国破り銅メダル獲得 ３位決定戦詳細 韓国メダルなしの４位 呉昇桓が打たれドミニカ共和国に逆転負け 主要3大会の日本の米国戦成績 主要3大会の日本の米国戦成績 日本の今大会VTR ▼対ドミニカ共和国（1次リーグ） 日本が逆転サヨナラ勝ちで白星発進。2点リードされた9回裏、村上の適時安打と甲斐のスクイズで追いつき、なおも1死満塁から坂本が中越えにサヨナラ打。 ▼対メキシコ（1次リーグ） 2連勝で1次リーグA組を1位突破。3回に浅村の投ゴロの間に勝ち越し、4回に山田の3ラン、7回に坂本のソロで加点した。森下が5回2失点、伊藤は2回無失点。 ▼対米国（準々決勝） 9回に柳田の二ゴロで6－6の同点に追いつき、タイブレーク制の延長10回表、栗林が無失点リリーフ。その裏、1死二、三塁から甲斐が右越えにサヨナラ打。 ▼対韓国（準決勝） 2－2の8回2死満塁から、山田が左越えに走者一掃の二塁打。7回以降は伊藤が2回、栗林が1回を無失点に抑えるルーキーリレーで締めた。 野球・主なルール