張本勲氏(81)が8日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」にリモート出演。7日に行われた東京五輪の野球決勝で、日本が2-0で米国に競り勝ち、公開種目だった84年のロサンゼルス五輪以来、正式種目としては初の金メダルを獲得したことに「あっぱれ!」をあげた。

「強くなりましたね。アメリカ野球に追いつくかなと思っていたが、アメリカ野球の上になりましたね。アメリカチームの野球を見たときに初戦、ビックリしたんですよ。どっちがアメリカのチームかと思うくらい。我々がやるときはアメリカ人は背が高くて横が大きかった。今は逆に平均的に日本の選手の方が大きい。それといい選手を送ってないと言うけれども、アメリカ野球は中南米ドミニカの選手60パーセント以上だからね。日本も大谷は貸してくれないんだよ、邪魔をして、大きな祭典なのに。従ってアメリカ野球もバッティングは進歩していないね。突っ込んでくるバッターに日本のピッチャーの球は打てないよ。縦の変化は打てませんよ。だから日本の野球の方が今は上にいっているんじゃないかと思います」とコメントした。

試合は侍ジャパンが3回、最年少21歳の村上宗隆内野手が先制ソロ。8回には貴重な追加点を奪い、継投で無失点で守り抜き、1次リーグから今大会5戦全勝で世界一を決めた。