東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(20)が13日、在学している都内の日体大を訪れ、松浪健四郎理事長らに報告した。

競技内容だけでなく、カエル愛や就職希望を語るなど、独特のコメントでも注目されたことに、松浪理事長から「金メダリストで注目されるから、これまでのように思ったことを簡単に言わないように。就職だって焦る必要ない。名門・日体大の金メダリストなんだから」と助言される場面もあった。

注目度が大きく変化したことは入江も自覚している。五輪後は道を歩いていても「おめでとう」と声をかけられるようになり、SNSのフォロワーが急増。ツイッターは約800人から2万人、インスタグラムは1000人弱から1万8000人になった。「SNSの投稿でも気を付けていきたいと思います」と話していた。

この日に学内で行われていたオープンキャンパスにも参加し、高校生や保護者の前で「金メダルを取りたいという小さい頃からの夢がかないました。日体大は夢の実現をサポートしてくれる大学です」などとメッセージを送っていた。