東京オリンピック(五輪)のフェンシング男子エペ団体で、日本初の金メダルを獲得した見延和靖(34=ネクサス)が15日、テレビ朝日系「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!!東京オリンピックSP」に収録出演した。

主将としてチームを率いた見延は、体格で劣る日本人では勝負にならないと言われてきたエペについて「先輩方は『日本人は勝てないからやめた方がいい』と欧州の選手から言われていたらしい。それでも進んできてくれたおかげ。その思いも重なって、みんなの思いで取れた」と感慨深そうに話した。

その後も「相当な重みと価値のある金メダル」とも続けたが、全身全霊をかけて獲得した金メダルを“紛失”していた事件を告白。テレビ出演の際に利用したタクシーの車内に忘れてしまったといい、別の乗客が気付いて届けてくれたという。

あわやの騒動だったが、拾ってくれた親切な人が誰か分からない状況といい、見延は「できれば直接、お礼を言わせてください」と番組のカメラを通じて呼びかけていた。

日本フェンシング協会の武井壮新会長(48)もタレント側で出演。「報告を受けてないよ」と突っ込んだ後に「名乗り出てくださったら、協会からも記念の品をお贈りしたい」と感謝した。その流れで中居から「乗ってるフェラーリあげちゃいなよ。フェラーリより金メダルの方が価値あるんだから」と言われると、武井は「すげえバラしますね…」と返し、見延の秘話に乗っかって笑いを誘った。