ホーム 東京オリンピック2020 ニュース RSS 沖縄県初の金「64年は沖縄県人は出られなかった」84歳おばあ笑顔と涙 [2021年8月6日21時42分] 通知ON 通知OFF 空手男子形で金メダルの喜友名は天を見上げる(撮影・鈴木みどり) 東京五輪新競技の空手男子形で沖縄県初の金メダルを獲得した喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)の活躍に、横浜市鶴見区の「沖縄タウン」も喜びに満ちあふれた。横浜・鶴見沖縄県人会の金城京一会長(72)は「同じ沖縄出身者として誇り。空手は沖縄発祥だし、オリンピック初代チャンピオンはうれしい」と拍手を送った。同エリアは約130年前から京浜工業地帯に出稼ぎに来た沖縄県人が移住し、力を合わせて生活してきた場所。2代、3代と続き、現在も沖縄料理店などが数多く存在。街の中心部にある「おきなわ物産センター」は沖縄食材を購入する県人でにぎわう。沖縄国際映画祭で上映されたガレッジセール川田広樹主演の映画「だからよ~鶴見」の舞台にもなった。金城会長は「映画を見たと言って沖縄に興味を持ってくれた人もいるし、喜友名選手の快挙はコロナで観光業が苦しい沖縄県に活力を与えてくれることは間違いない」。22年HNK連続テレビ小説「ちむどんどん」も沖縄が舞台だけに、故郷の景気上昇にも期待した。鶴見通り商店街で「おばあ」の愛称で親しまれる島野孝子さん(84)は20歳でパスポートを持って移住した。「64年東京五輪はオリンピックに沖縄県人は出られなかった。戦争のおもかげもあったし、内地の人が結婚してくれないとかの差別なんかもあった。平和の祭典オリンピックで金メダルに君が代なんて泣けてくるわあ」。笑いと涙が混在していた。【鎌田直秀】