東京オリンピック(五輪)女子日本代表の畑岡奈紗(22=アビームコンサルティング)が、6バーディー、4ボギーの69で回り、通算12アンダー、130で首位をキープした。

第1日をボギーなしの10バーディーで米ツアー自己ベストスコアの61というロケットスタートを切った畑岡だが、この日は序盤でつまずいた。1番をボギーでスタートすると、3、5番で伸ばしてバーディーを先行させた直後の6番パー3でボギー。ティーショットをバンカーに入れ、第2打はピンを大きくオーバーし、長いパーパットを決められなかった。続く7番パー5も落として連続ボギー。再びボギー先行で折り返した。

後半も13番パー4を3パットのボギーとし、この時点で首位を譲ったが、ここから踏ん張った。前日同様、持ち前の正確なショットを披露し、パットもさえた。14番パー3は、ティーショットを1・5メートルにつけてバウンスバック。さらに15番パー4は5メートルのパットを決め、16番パー4は第2打を70センチにつけて伸ばした。勢いは止まらず、17番パー5では、グリーン横のバンカーからの第3打を、カップまで10センチ足らずに寄せるスーパーショットで4連続バーディーとした。最終18番パー5こそ、2メートル足らずのバーディーパットを決められなかったが、上り調子で決勝ラウンドに臨む。

終わってみれば前日から2つ伸ばした。フェアウエーキープ率は92・9%と、ティーショットが安定。総パット数28と、グリーン上も好調のまま、残る2日間で、19年起亜クラシック以来、米ツアー通算4勝目を目指す。

米女子プロゴルフ協会の公式サイトによると「ショットは、昨日ほど良くなかった。それほど多くのチャンスはありませんでした。多くの問題を抱えていたが、終盤にそれを修正することができた」とこの日のラウンドを振り返っている。

 

2位にはボギーなしの5バーディーで通算10アンダーに伸ばした、日本人の両親を持つミナ・ハリガエ(張替美那、米国)がつけた。3位は通算9アンダーのアリソン・リー(米国)。

東京五輪には母の母国フィリピン代表で出場する笹生優花(20=ICTSI)はこの日、4つ伸ばして通算4アンダーの28位。ほかの日本勢では、上原彩子は通算1オーバーの130位、山口すず夏は7オーバーの132位で予選落ちとなった。