東京オリンピック体操競技の締めくくりとなる男子種目別鉄棒決勝が3日、行われた。個人総合金メダリストの橋本大輝(19)が金メダルを獲得した。

NHK総合の放送で実況を担当した同局星野圭介アナウンサーは、着地の瞬間を「橋本大輝、伸身の新月面、止めた! あらためて世界に強さをアピールしました!」と実況。「素晴らしい実施でした」と続けた。解説の米田功氏も、橋本の完璧な演技に「強さが増しているような」と感嘆した。

全選手が競技を終えて金メダルが確定すると、星野アナは「橋本大輝、個人総合に次ぐ、種目別鉄棒金メダル! 今後の世界を引っ張る、そういった強さを見せました」と声を上げた。

北園丈琉(18)は途中で落下したが、失敗した技を織り交ぜながら演技を終え「最後まで戦い抜きました」と星野アナ。米田氏も「思う存分鉄棒の演技をやりましたね」とねぎらった。

チャレンジ精神を見せた北園の演技に、ツイッターには「北園選手」がトレンド入り。過去にケガを負った離れ技・トカチェフも盛り込み、「大けがした技も入れてきて、攻める演技かっこよかった」「着地完璧だった。またパリ期待してます!」などと期待する声が集まった。