男子解説の天理大柔道部監督の穴井隆将氏(36)の熱血ぶりもむなしく、日本は銀メダルに終わった。

第1試合から2連敗し、第3試合で金メダリストの素根輝(あきら=21)が勝利。第4試合の男子90キロ超級に、日本は金メダリストのウルフ・アロン(25)が登場。12年ロンドン、16年リオで金メダルのフランスの「絶対王者」ことテディ・リネールと対戦した。試合は6分を超える展開。ウルフ・アロンに指導が与えられると、穴井氏は「これはリネールの偽装攻撃」。「それを取っちゃいか~ん」と叫んだ。延長戦の末、内股で敗れると「ビデオを見たいところです」とビデオ判定を求めたが、覆ることはなかった。