国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長は8日、東京オリンピック(五輪)の観客について最終決定する5者協議にリモートで参加した。新型コロナウイルスの再拡大に伴い政府が開催都市の東京都に4度目の緊急事態宣言発令を決めたことを受け、ブラジルから出席したパーソンズ会長は冒頭のあいさつでそのことに触れ「東京大会を困難な中でも実現したい。私たちはどんな決定でもサポートする」と述べた。

その上でパーソンズ会長は「安全性が最も優先される事項で、これが将来においても原則です」と強調した。そして「オリンピック・パラリンピックの関係者だけではなく、東京都の方々の安全も守らなければいけない」と話していた。