東京オリンピック(五輪)第2日の24日、競技が本格化し、柔道など各競技の表彰式でメダルと副賞の花束「ビクトリーブーケ」が選手に贈られた。

東京五輪・パラリンピックのメダル約5000個は使用済みの携帯電話や小型家電の金属を再利用して作製された。「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」と題した大会史上初の試みは、全国1621の自治体や3500の郵便局、約1100の学校などが回収に協力。17年4月から19年3月まで携帯電話約621万台、小型家電7万8985トンから金32キロ、銀3500キロ、銅2200キロと必要量の100%を確保した。

金、銀メダルは夏季五輪の史上最重量でそれぞれ約556グラム、約550グラムとなり、16年リオデジャネイロ五輪の500グラムを上回った。今大会の銅メダルは約450グラム。直径は85ミリで過去2大会と同じ。厚みは最大12・1ミリで、リオの11ミリをしのぎ、史上最大の厚さとなった。

五輪のメダルのデザインは原石を磨くようなイメージで、光や輝きをテーマとしている。光はアスリートや周りで支えている人々のエネルギーを象徴。頑張っている人がたたえられる世界になってほしいという願いを込めて多様性を示す、さまざまな輝きをもたらすデザインになっている。