東京オリンピック(五輪)スケートボード女子パークで金メダルを獲得した四十住さくらの恩人が、24年パリ五輪での連覇へ継続支援を約束した。5日のフジテレビ系情報番組「めざましテレビ」で特集され、地元和歌山・岩出市の酒造会社「吉村秀雄商店」の安村勝彦社長がVTR出演した。

四十住は神戸まで車で往復3時間かけ、練習場に通っていた。コロナ禍で施設が閉鎖され、満足な練習ができなくなった。救いの手を差し伸べたのが安村社長だった。

「さくらちゃんが非常に困っているという話があって、五輪を目指しているというので、倉庫をさくらちゃんのパークに使えるようにした。無償でお貸しすることになったんです」と説明した。

元は精米所だった倉庫を提供し、パークはスポンサーが費用負担し、専用練習場となるさくらパークを作った。自宅から徒歩5分にあり、移動時間を練習時間に充てることができ、恩恵は絶大だった。その成果が金メダル獲得となった「540」を連続成功に結び付いた。

安村社長は「岩出市の誇りですし、パリ五輪に向けて、またメダルを目指してほしい。今まで通り、しっかり応援したいと思います」と引き続きサポートしていくことを確約した。