金メダルに向け、静岡県内で合宿中の東京五輪日本代表DF橋岡大樹(22=シントトロイデン)が“華麗なるアスリート一族”の1人として、金メダルを狙う。7日に取材に応じた。いとこの橋岡優輝(22=富士通)は陸上男子走り幅跳びで同じ東京五輪に出場するメダル候補。競技は異なるが、第一線で戦う者同士。互いに刺激し合いながら本番を迎える。

親族で五輪に出場した例は過去にもある。東京五輪女子重量挙げ日本代表の三宅宏実は12年ロンドンで銀メダル、16年リオデジャネイロで銅メダルを獲得した。父義行さんも68年メキシコで銅メダルを獲得。伯父義信氏は64年東京、68年メキシコで金メダル。

84年ロサンゼルスでは男子マラソンに双子の宗茂、猛兄弟がそろって出場。弟猛が4位に入賞した。

今大会では柔道で男子の阿部一二三、女子の阿部詩がきょうだいで、そろっての金メダルが有力視されている。またホッケーでは永井友理、妹葉月、弟の祐真が3きょうだいで代表入りしている。

このように親子や兄弟といった関係で五輪の舞台に立つことはあるが、多くが同一競技。いとこ同士が異なる競技でメダル候補となるのは珍しい。