6日の東京五輪卓球男子団体3位決定戦で日本が韓国を下し、銅メダルを獲得した。第1試合のダブルス、第4試合のシングルスを制した水谷隼(32=木下グループ)の出身地・磐田市では、“恒例”となった祝典が行われた。草地博昭市長(40)が「勝って終わったことが素晴らしい。感動を届けてくれました」と、最終種目をメダルで締めくくった水谷を称賛。同市役所で、4個目となる職員手づくりのくす玉を割った。

今大会は水谷が混合タブルスで金、団体で銅メダル。同じく磐田市出身の伊藤美誠(20=スターツ)も混合ダブルスで金、シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した。同市役所正面の壁には、2人を祝福する4枚の横断幕がずらりと並んだ。同市長は「壮観ですね。市民も喜んでいると思います。コロナ禍で暗いニュースが多い中、希望の光をくれた2人には本当に感謝しかないです」と、改めて磐田コンビが成し遂げた快挙をたたえた。【前田和哉】