日本(世界ランク5位)はドミニカ共和国(同7位)に1-3で敗れ、1次リーグ敗退が決まった。1次リーグは1勝4敗だった。 16年のリオデジャネイロ五輪後から指揮をとる中田久美監督(55)は「この5年間、メダルを獲得することで頑張ってきた。結果は残せなかったが、選手たちは本当に一生懸命頑張ったと思います」と総括した。

勝たなければ敗退となる一戦だったが、第1セットをわずか24分で10-25と落とした。指揮官は「五輪なので、そういう中で結果を出さなければ難しいので。そういった意味では固かったのかもしれませんね」と選手をおもんぱかった。

エースの古賀がケニア戦で右足首を負傷するアクシデントもあった。古賀は7月31日の韓国戦で先発復帰し、この日も先発でチーム最多の22得点を上げた。

中田監督は、古賀の負傷について「そこは想定していなかったので。すべて、たら、れば、ですけど」とした上で「よく韓国戦は頑張ってくれた」と奮闘をたたえた。最後に「こういう大変な状況の中戦うチャンスをいただいて、感謝の気持ちだけです」と話すと、目から涙がこぼれた。