【日大三→DeNA】清宮を5連続で斬った男・桜井周斗の今…「時間たつの早いなぁ」

DeNA桜井周斗投手(24)が、日刊スポーツのインタビューに答えました。22年1月に左肘尺骨観血的整復固定術を受け、同年7月に実戦復帰しましたが、1軍登板はなし。昨オフに育成選手契約を結び、4月に支配下選手に復帰しましたが、プロ6年目の今季は1軍登板はありませんでした。イースタン・リーグでは36試合に登板し、1勝2敗、防御率3・38。自身の成績を振り返りながら、今後への思い、高校野球史に残る7年前の秋の激闘についても語りました。

プロ野球

◆桜井周斗(さくらい・しゅうと)1999年(平11)6月25日、埼玉・所沢市生まれ。牛沼小1年で野球を始め、所沢東中では新座シニアに所属し、投手兼外野手。中学の部活は卓球部に入った。日大三では2年秋に外野手から投手に本格的に転向。3年春のセンバツに出場。3年夏は甲子園出場を逃したが、高校日本代表に選出された。17年ドラフト5位でDeNAに入団。19年6月7日の西武戦でプロ初登板。1軍通算47試合で0勝1敗、防御率4・02。178センチ、78キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸1040万円。

「11月3日、文化の日でしたね」

――4月に育成から支配下に復帰したが、2年連続で1軍登板はなかった

桜井もう、めちゃめちゃ悔しいですね。僕より若い選手が1軍で出たりとか、プロに入って6年ぐらい経つので、それが当たり前になってきて、自分の年代で言うと、試合に出て主力になっていく世代だと思うので、そこに立てていないというのはすごく悔しいです。

同時に支配下選手契約を結んだ松本隆之介投手(左)と会見=2023年4月

同時に支配下選手契約を結んだ松本隆之介投手(左)と会見=2023年4月

――日本ハム清宮、ロッテ安田ら同世代の活躍は気になるか

桜井もちろん、活躍してる姿を見ますし、気にならないってことはもちろんないですけど、その分、「じゃあ、自分が頑張れよ」っていう感じになっちゃうので、今は自分に目を向けてる部分はあると思います。

U18W杯高校日本代表合宿での1枚。後列右から2人目が日大三・桜井。前列右が履正社・安田、同右から4人目に早実・清宮=2017年8月

U18W杯高校日本代表合宿での1枚。後列右から2人目が日大三・桜井。前列右が履正社・安田、同右から4人目に早実・清宮=2017年8月

――日大三では、日本ハム清宮擁する早実との秋季東京大会決勝戦の激闘は語り継がれる

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。