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岩田で復活、強いウオッカ/安田記念

直線抜け出したウオッカ(右)は2着を3馬身半抑え安田記念を圧勝
直線抜け出したウオッカ(右)は2着を3馬身半抑え安田記念を圧勝

<安田記念>◇8日=東京◇G1◇芝1600メートル◇3歳上◇出走18頭

 ダービーを制した府中の舞台で、ウオッカ(牝4、栗東・角居)が完全復活を遂げた。初めてコンビを組んだ岩田康誠騎手(34)の内枠と馬場差を利した先行策を取るファインプレーで、忘れかけた輝きを取り戻した。378日ぶりの勝利は、牝馬として64年ぶりに頂点に立ったダービーをほうふつさせた。

 これがウオッカの走りだ! 並み居る牡馬も、香港馬もすべて力でねじ伏せた。「超はえ~」。上がり3ハロンはメンバー最速の34秒0。その数字以上にあん上も驚くスピード感だった。最内を突いて前にいたアルマダを一瞬のうちにかわすと、逃げ粘るコンゴウリキシオーも右ムチ1発であっさり抜き去る。「もう誰も来ない」。先頭に躍り出た残り300メートルで勝利を確信した岩田が左ムチを10回、大きく振り下ろす。それはウオッカにとって1年ぶりの勝利へのカウントダウンとなった。

 「ダービーで出した33秒の脚を体験できたのはうれしい。これほど気持ちいい風を浴びたのはアドマイヤムーン以来。すごい体験をさせてもらった」。岩田は興奮を抑え切れなかった。昨年、ジャパンCを勝ったムーンが、東京競馬場への苦手意識をぬぐい去らせてくれた。名馬ムーンを引き合いに出したのは、ウオッカへの最大の賛辞だ。

 最終追い切りで1度またがっただけで、直前まで不安はあった。だが、府中のターフに降り立った女王はあん上を黙らせた。「返し馬の1歩目で背中がゾクッとした。牝馬でこんな背中をしているのは初めてやな」。感覚派のジョッキーを思わず身震いさせるほどだった。

 64年ぶりに牝馬としてダービーを制した栄冠から1年。7戦も勝利から遠ざかっていた。フランス遠征の取りやめなど不運がついて回り、同時に勝ち運にも見放された。ドバイ遠征から帰国後、わずか1カ月半で挑んだヴィクトリアマイルも、ギリギリの馬体で挑んで2着。ダービー馬の意地を示すのがやっとだった。

 中2週でのG1挑戦。宝塚記念という選択肢もありながら、ウオッカは自ら走る意思を示した。レース後から細かったカイバ食いが良化し、角居師に出走を決意させた。この日の馬体は前走から8キロ増。さらに、陣営は復活までにこれまでと違うタイプの騎手を起用するというカンフル剤も注入。岩田は週末2日間の騎乗を通じ「見た目以上に内が硬い。内枠なら先行」と決意。角居師は「押して出すと行っちゃいそうなので出さない、という話だったんだけど」と苦笑いしたが、起用は思惑通り。見事に新たな一面を見せて復活した。

 これで春シーズンは一区切り。これまで同様、栗東トレセンの自厩舎で暑い夏を過ごしながら秋へ英気を養う。宿命のライバル、ダイワスカーレットへのリベンジの使命もある。秋へ向け、ウオッカが再び輝きだした。【山本幸史】

 [2008年6月9日8時31分 紙面から]


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