セレッソ大阪が勝ちきれない。9日のホームでのベガルタ仙台戦で0-0と引き分け。
東京オリンピック(五輪)による中断期間を挟んで5試合連続ドローとなった。J1リーグ戦で5試合連続引き分けは19年のガンバ大阪以来、史上6度目の最長タイ記録。C大阪だけが複数回記録しており、11、13年に次いで8年ぶり最多3度目だ。
〈J1記録の5試合連続引き分け〉
09年 新潟(鈴木淳監督)8位
11年 C大阪(レビークルピ監督)12位
11年 浦和(ゼリコ・ペトロビッチ監督)15位
13年 C大阪(レビークルピ監督)4位
19年 G大阪(宮本恒靖監督)7位
21年 C大阪(レビークルピ監督)12位
※順位はその年のリーグ最終順位
レビークルピ監督は8年ぶりにC大阪の指揮官に復帰したが、5試合連続引き分けは11年と13年にも経験。珍しい記録ではあるが、これで監督△(さん、かっけー)とはならない。
今季は7月21日のFC東京戦、同24日のサガン鳥栖戦で撃ち合いの末に3-3で引き分けたが、この日の仙台戦は10試合ぶりの無失点だったものの、ゴールが遠かった。「両チームともいい流れ、悪い流れの時間帯があった。0-0は妥当」と指揮官。19年5位、昨季4位のチームとしては、攻守がかみ合っていないことを象徴するような記録か。
これで5月2日のG大阪戦からは10戦勝ちなしで12位。06年に喫した12戦未勝利のクラブJ1ワーストにもあと2試合と迫った。若手育成に定評のある指揮官だが、ここまで我慢の試合が続いている。
次節は15日にアウェーでアビスパ福岡と対戦。勝って6試合連続ドローのJ1新記録は避けたいところ。前回の13年は5試合連続ドローで迎えた試合に勝って「ドロ沼」を脱出した。以降は当時18歳の南野拓実(リバプール)らが目に見える結果を残すようになり、攻守両面で安定。最終的に4位でシーズンを終えた。そこから8年ぶりにチームを率いる68歳の指揮官の下、今季もこの現状を打破する若手の台頭が期待される。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)




