スペイン1部レアル・ソシエダードに完全移籍で加入したMF久保建英(21)が、開幕戦で今季初ゴールを挙げた。14日のカディス戦に先発し、前半24分に右足で先制点を決めてチームを1-0の勝利に導いた。
スペイン1部リーグ通算7点目で、開幕戦でのゴールは初。20-21年シーズンに在籍したビリャレアルでは13試合無得点だったが、マジョルカで通算63試合5得点、ヘタフェで18試合1得点をマークしており、ゴールは3クラブ目。日本選手ではMF乾貴士(現J1清水)がエイバルとアラベスの2クラブでゴールを決めているが、スペイン1部の3クラブで得点は久保が初めてとなった。
19年夏にレアル・マドリードと契約。19-20年はマジョルカ、20-21年はビリャレアルとヘタフェ、昨季はマジョルカへと期限付き移籍を繰り返し、スペインで4季目を迎えている。
移籍後初ゴールまでに要した出場試合数を見ると、マジョルカが10試合目、ヘタフェが17試合目だった。前所属のマジョルカと違い、ボールを大事にするスタイルのRソシエダードでは久保のプレー機会も多く、重要な初戦でいきなり目に見える結果も残した。11月にワールドカップ(W杯)を控える中、日本代表MFが新天地で最高のスタートを切った。
<スペイン1部で得点を記録した日本選手(チーム別)>
▼乾貴士(通算166試合16得点)
アラベス=12試合2得点
エイバル=146試合14得点
ベティス=8試合0得点
▼久保建英(通算95試合7得点)
マジョルカ=63試合5得点
ビリャレアル=13試合0得点
ヘタフェ=18試合1得点
Rソシエダード=1試合1得点
▼大久保嘉人
マジョルカ=38試合5得点
▼家長昭博
マジョルカ=18試合2得点
▼城彰二
バリャドリード=15試合2得点
▼柴崎岳
ヘタフェ=29試合1得点
▼武藤嘉紀
エイバル=26試合1得点
▼岡崎慎司
ウエスカ=25試合1得点
▼清武弘嗣
セビリア=4試合1得点