残り2試合。得失点差をプラスにし、白星を先行させたい。J1新潟は11日、ホームで東京と0-0で引き分けた。10勝11分け11敗で、五分の星に戻すことができなかった。35得点、40失点で得失点差はマイナス5。J1で得失点差がプラスだったのは7位に躍進した13年(48得点、42失点)が最後。10年ぶりの「プラス」で来季につなげたいところだ。

松橋監督は「いつもより、らしさは少なかった。迷いが全部裏目に出ているというところが見受けられたのは残念。いかに試合中に修正していけるか、我々の課題」と話した。試合後のインタビューとしてはこれまでにないような奥の深いコメントか。勝ち点3を逃した悔しさがにじんだ。

前線に強力ブラジル人アタッカーを擁する東京を相手に無失点での勝ち点1。これまでならポジティブに捉えられていたかもしれない。だが、今季J1で32試合を戦った中でチームは確実に進化。2万人以上が集まった本拠地で、無得点での引き分けは物足りなさが残った。

シュート数は13本で相手の5本を倍以上も上回った。J1リーグ戦で7戦負けなしは14年以来、クラブ9年ぶりとなった。ただ、今季の7戦の内訳は3勝4分けと引き分けが先行。チームの進化とともに、サポーターの求めるレベルも高まっている。【石川秀和】

東京森重(右)と競り合う谷口。約4カ月ぶり先発で奮闘もゴールを割れず
東京森重(右)と競り合う谷口。約4カ月ぶり先発で奮闘もゴールを割れず