FIFAランキング19位の日本は、同37位で堅守を持ち味にする南米の古豪パラグアイに勝てなかった。2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会で優勝を目標に掲げる日本に、日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(80)は、改めて世界の中堅国に勝ちきる力を求めた。
◇ ◇ ◇
W杯のベスト16以降に対戦するようなメキシコ、米国、パラグアイと対戦したら、日本はとたんに勝てなくなった。まだ、優勝するような国とはやってないからね。何度も言うけど、日本が優勝を目標に公言するのはいいけど、ちょっとしゃべりすぎたかもしれない。ベスト16を超えられないジンクスを破れるか、本当にベスト8以上に進めるのか、心配になってきたね。
もちろん、パラグアイは堅守で試合運びがうまい。でも、今回は南米予選6位でW杯4大会ぶりの出場だからね。長年低迷していたんだ。長距離移動もあって、ホームの日本は楽に勝たないといけなかった。森保監督の計算では、上田をブラジル戦に回そうとしていたんだろう。でも、このままだと、また負けそうだから急きょ、後半終了間際に使ったはずだ。
その上田だけど、わずかな時間で得点したのはエースらしい。オランダリーグで得点を量産しても、世界の中堅国以上に結果を出さないといけない。その意味では良かったんじゃないか。
けが人が多い日本はベストチームにほど遠いけど、次のブラジルに勝って、南米に対しての苦手意識は払拭してほしいね。メキシコ戦以降の停滞した空気を打ち破っておかないと、来年のW杯で勝ち進むイメージは持てないよ。(日刊スポーツ評論家)




