全国高校サッカー選手権準決勝が今日11日、東京・国立競技場で行われる。

 四日市中央工(三重)のDF中田永一(2年)が、国立で「叔父超え」の単独優勝を目指す。91年度に帝京と両校優勝を飾り、FW小倉隆史、DF中西永輔とともに「四中工三羽がらす」と呼ばれたDF中田一三は叔父で、背番号も同じ15。10日、静岡県内で練習し「このチームで国立と思っていた。初戦に比べたら緊張はない。いろんな人に見られるので自信を持ってプレーしたい」と意気込んだ。中3だった2年前は国立のスタンドで四中工の準優勝を目に焼き付けた。この時、メンバーにいたのがいとこのDF川本将太郎だった。親族で国立のピッチに立つのは3人目。中田は「今度こそ(単独)優勝しかない」と、一族の思いを胸に、まずは富山一との準決勝に挑む。