日本代表MF香川真司(30)が試合後、前日深夜に現役引退を表明した米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(45)について感謝の思いを口にした。

競技こそ違うが、親交があり「リスペクト」しているという野球界のレジェンドに対し「恐縮しすぎて、なかなかコメントが…。言葉が見つからない」。慎重に言葉を選ぶように「僕自身というか、全スポーツ選手、全国民がイチローさんの活躍に勇気づけられてきたので。昨日も(第一線から退くとの)報道が出た時であったり、引退会見も見させてもらいましたが、身震いした」と振り返った。

平成元年に生まれた香川にとって「ずっと見てきた方。1つの時代が終わったというか、平成の終わりに引退されるということで。本当に、お疲れさまでしたとしか言いようがないです」と神妙に話した。自身にとっては昨夏のW杯ロシア大会以来、約9カ月ぶりの代表復帰戦となったが、試合後の取材エリアで、他競技の話題でも最大限の敬意を払っていた。【木下淳】