JFL鈴鹿ポイントゲッターズのFWカズ(三浦知良、55)が、日本代表のMF鎌田大地(26=アイントラハト・フランクフルト)に期待した。

カズは3日、ワールドカップ(W杯)公式スポンサーの家電メーカー、ハイセンスが都内で開いた「W杯を面白くするプロジェクト発表会」にアンバサダーとして出席。W杯カタール大会の注目選手としてブラジル代表のネイマールとともに鎌田の名前をあげた。

カズは「日本のベスト8進出には鎌田選手の力が必要だと思っている。日本代表の中心となり、枝ではなく幹となって引っ張ってやるという意思を感じる」と9月の強化試合を見た感想を口にした。「点も取れるし、アシストもできる、ゲームも作れる。オールラウンドで活躍できる選手」と大きな期待を寄せた。

森保監督は93年のW杯アジア最終予選で「ドーハの悲劇」を味わった仲。「あの悔しさがあったから、今がある」と期待。「戦術や戦略は監督が考えることで自分が言うべきではない」と前置きしながらも「日本は守って逃げ切るというサッカー文化ではない。個人的にはボールを保持して狭いスペースで人とボールが動く攻撃的なサッカーをしてほしい」と話した。

カズはまた優勝国を「ブラジル」と予想。「いつもですけど」と笑いながらも「ブラジル国内でネイマールへの評価が厳しい。今回活躍して、もっと評価されてほしい」と、友人でもあるブラジルのエースに期待していた。