青森山田が得意の「飛び道具」を駆使して、劇的勝利を挙げた。桐光学園(神奈川)戦は、2点差を追う後半ロスタイムに2点を決めて同点に追いつき、PK戦で退けた。

 後半42分に右CKから途中出場のFW成田拳斗(3年)が頭で決めて反撃開始。3分後のラストワンプレーでは、DF原山海里(3年)のロングスローから、MF吉田開(3年)がまたも頭で押し込んだ。今大会、10点中4点の起点となった原山は「まだまだ投げられる。最後まであきらめないでやりたい」と同校初優勝まで投げ続けることを誓った。