首位鹿島アントラーズがMFレアンドロの決勝点でセレッソ大阪に1-0と勝ち、上位対決を制した。後半42分、右サイドに流れたボールを受けたFW金崎がゴール前にクロス。左サイドでレアンドロが胸トラップすると、角度のない位置から思い切りよく右足シュート。逆サイドのネットを揺らした。

 序盤から主導権を握ったのはホームのC大阪だった。前半15分にDF松田のクロスをゴール前でMF水沼が右足で合わせると、DFヨニッチが強烈な右足ミドル。同17分には縦パスを受けた日本代表に初選出されたFW杉本が、同じく日本代表のDF昌子を切り返しでかわすと、右足でシュート。相手GKにセーブされたが、好機をつくった。同27分には日本代表MF山口も右足でミドルシュートを放ったが、枠をとらえることはできなかった。

 後半も31分に右CKを杉本はバックヘッドで合わせたがゴールは割れず。同37分には途中出場のFWリカルド・サントスのパスをゴール中央でダイレクトシュート。またもGKに防がれた。

 鹿島は負ければ勝ち点1差に迫られる1位2位対決で、貴重な勝ち点3。少ない好機を得点に結びつける強さを示した。