J1鹿島アントラーズがドイツ2部リーグのウニオン・ベルリンに所属する元日本代表DF内田篤人(29)に獲得の意思を示すオファーを出したことが19日、クラブ関係者の話で分かった。合意すれば約7年半ぶりの古巣復帰となる。

 静岡・清水東高出身の内田は2006年に鹿島に入団して頭角を現し、10年夏にドイツ1部のシャルケに移籍。今夏にウニオン・ベルリンに加わったが、肉離れなどもあり、リーグ18戦で2試合出場にとどまった。契約期間があと半年残るが、年内最終戦後には「(冬の移籍を)考えていなくはない」と話していた。

 内田は10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会、14年W杯ブラジル大会で日本代表入り。15年6月にけがに悩まされた右膝の手術を受け、来年のW杯ロシア大会出場を目指している。