川崎フロンターレが6日、神奈川・川崎市内の練習場で8日のアウェー・横浜F・マリノス戦に向け調整を行った。3月23日の日本代表ベルギー遠征・マリ戦で左ふくらはぎを痛め途中交代したMF大島僚太(25)は、今週頭から合流しており、この日もゲーム形式の練習などフルメニューを消化。横浜戦で復帰の可能性が高まった。

 指揮官は「全員が起用できる段階。チームとしてはいい状態」と明言した。

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1次リーグでの敗退が決まった。鬼木監督は「自分たちと相手の決定力の差をあらためて感じた。ホームでしっかり勝ち点を取れなかった。基本的に負けないことが大事だったが、そこができなかったことが最終的に苦しくなってしまった」と振り返った。だが、1-1で引き分けた4日の上海上港(中国)戦に「前へ前への意識が出ていた。前への意識があらためて大事だというゲーム。全員が、そういう形で進んでいければ」と収穫を口にしていた。