鹿島アントラーズはホームで水原(韓国)に1次リーグ初黒星を喫して、2位通過となった。

 既に決勝トーナメント進出は決めていたが、1位通過を懸けて直近のJリーグ名古屋グランパス戦から先発6人を入れ替え、普段はチャンスの少ない選手たちの奮起にも期待した。

 だが、前半はほとんどチャンスをつくれず、31分にFKから失点。後半はリズムを取り戻しかけたが、相手の堅い守りを崩せず、追いつくことができなかった。大岩剛監督は「自分たちが意図していたことがなかなかできずにいた中で、セットプレーからの失点。あれをはね返す力が、今現在の我々にはなかったと総合的に見ている。非常に残念なゲームだった」と悔やみ、DF昌子源は水原とは「気持ちの差」と指摘して「レギュラーを奪ってやるとか、強い気持ちをもっと全員が出さないといけない。ミスを恐れずにやる選手が少なかった」と振り返った。

 決勝トーナメント1回戦の相手はF組1位の上海上港(中国)に決まった。中国のリーグで負けなしで首位を走る強敵だが、昌子は「上に行けば当たる相手。しっかり勝つことを考えてやりたい」と話した。