2000年生まれがJデビューを心待ちにする。北海道コンサドーレ札幌は今日18日、ルヴァン杯第4節ジュビロ磐田戦(ヤマハスタジアム)に臨む。

 札幌U-18所属で、3月にJリーグの公式戦に出場できる2種登録されたDF中村桐耶(とうや、17)が、遠征メンバー入りした。前日17日に札幌・宮の沢で行われたミニゲームで、先発が予想されるメンバーと同じチームの左DFでプレーした。出場の可能性も出て「出るからにはトップ昇格が決まっていないので、活躍してアピールしたい」と意気込んだ。

 身長186センチの恵まれた体格が武器だ。「高さがあるので、トップでも負ける気はない。空中戦でもはね返せるように、得点チャンスがあれば決めたい」とストロングポイントを口にする。16日から練習に参加。札幌U-12から下部組織育ちの高校3年生は午前の練習後、午後から登校した。トップ昇格へ、公式戦の出場チャンスを生かしたい。

 連戦でチームにケガ人が続出している。今回、U-18所属で3月に2種登録されたDF福田心之助(17)DF本間洋平(16)も同行する。先の戦いも見据え、ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「非常に能力のある子もいるんじゃないかと思うし、試合に向けて誰がフィットしているのか、誰を例えば交代で入れていくのかを含め、まだ明日まで時間があるので十分に考えていきたい」と話す。

 現在3戦全敗で4チーム中最下位。負ければプレーオフ進出の可能性が消滅する戦いに、中村は「勝ち点3をしっかり取れるように」と、闘志を燃やした。【保坂果那】