連敗ストップを懸けた両チームの一戦は清水エスパルスが先手を取った。

 3連敗中の清水は前半44分、MF河井が自陣からドリブル突破。スルーパスに反応したFW北川が切り返しでDFをかわし、左足でネットを揺らした。一方、6連敗中の名古屋グランパスは中盤でパスミスを連発し、無得点。アウェーの清水が1点リードで前半を折り返した。

 1点ビハインドとなった名古屋は後半開始から動いた。今季初先発したFW佐藤に替えて、FWジョーを投入。同16分には192センチの長身を生かしたヘディングでゴールを狙ったが、相手GKの正面。徐々にリズムを作るが、清水がしぶとくはね返し続けた。

 清水は同25分、MF石毛の強烈ミドルで追加点。37分にセットプレーから失点するも、同41分にMF金子がダメ押しの3点目を挙げた。

 7戦ぶりの白星を挙げた清水の連敗は「3」でストップ。名古屋は94年以来24年ぶりの7連敗となり、試合後はサポーターから大ブーイングを浴びせられた。